患者さんの声(5)


身長が伸びて体格も大きくなりました

(けいたくん(仮名)小学校5年生(10歳)とお母さん)

監修:荒木 まり子先生
高知大学医学部附属病院 小児科

 

 

-お子さんの成長ホルモン治療はいつからどのようなきっかけで始めましたか?

お母さん:小学校2年生の7歳から治療を始めました。もともと大阪で診 察を受けていて、成長がなかなか望めないのではないかと言われていました。高知に移ってからもきちんと診ていただくために高知大学医学部附属病院を紹介し ていただきました。そちらでも「やはり成長ホルモン治療をしたほうがいい」という判断で治療が始まりました。
 

-成長ホルモン治療を始めるにあたり、不安はありましたか?

お母さん:治療については、とても丁寧に説明していただきましたので、不安はありませんでした。ただ、薬を使う使わないの前に、「やっぱり身長が伸びなかったら、どうしよう」という心配はありました。
 

-実際に治療を始められて、いかがでしたか?

お母さん:治 療を始めて、それほどたたないうちに結果が出てきました。以前、身長は成長曲線の一番下のところで、標準的な範囲を下回っていたのですが、身長がぐんぐん 伸び始めてきたので、治療を始めて本当によかったと思いました。身長が伸びて体格もしっかりしてきたので、お友達と遊んでいるときにも、本人に自信がつい てきたのではないかと感じました。先生の最初のご説明で、成長は、だいたい同じ学年の子よりも2年ほど遅れるのではないかとのお話でしたが、身長も伸びて きたし、言動もしっかりしてきたので、頼もしかったです。
 

-治療で苦労されたエピソードがあれば教えてください。

お母さん:治療を続けていくうえでの苦労は、特にありません。注射を子どもに打つことにはすごく抵抗がありましたが、本人に聞くとそれほど「痛くない」ということでした。
 

-治療を続けていくうえで、工夫していることや気をつけていることはありますか?

お母さん:注射を打つ場所ですが、おしりでも痛いところと痛くないところが あって、血が出るときと、出ないときなどもあるので、何回か場所を変えてみて「コツがつかめてきたかな」と感じています。それから、やはり注射を忘れると きがあるので、はじめのころは注射記録のシールをいただいて、それも使っていました。
注入器のセットは、以前はすべて親がしていましたけれど、いまでは子どもが自分の役割としてやっています。冷蔵庫からとってきて、針をセッティングして、 あとはもう打つだけというところまで、子どもがやります。いずれは自分自身で打てるようになったらいいなと考えています。
 

-成長ホルモン治療について、どのような印象をお持ちですか?

お母さん:悪い印象は特にありませんでしたから、親としてできることをしたいと思って治療を始めました。成長ホルモン製剤を使わせていただいて3年目になりますが、治療の効果も出てきつつあるので、不安よりは、期待のほうが大きいです。
 

-最後に、けいたくんの夢や目標があれば聞かせてください。

けいたくん:これからやってみたいことは2つあって、自分でつくったキッズヨガを教えることと、お父さんと同じように、タクシーの会社もやってみたいです。

 

けいたくんの主治医の荒木先生にコメントをいただきました。

はじめは少し泣くこともあったそうですが、すぐに慣れたそうで、毎日がんばっています。食事量が増え、身長の伸びもよくなり、体もこころもすごくしっかりしてきているなと思います。これからも一緒にがんばりましょうね。

荒木 まり子先生
高知大学医学部附属病院 小児科

※患者さん用のパンフレットより掲載致しました。年齢は取材時のものです。掲載記事の内容は一人の患者さんの体験談であり、すべての患者さんに同じ効果を示すわけではございません。
 

 

JP/NT/0618/0188