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治療が必要な成人成長ホルモン分泌不全症の可能性があります

低身長の治療が目的で、子どもの頃から成長ホルモン補充療法を受けていた方は、身長の伸びが止まると一般に治療を卒業します。しかし、成長ホルモンは身長を伸ばすためだけに必要なホルモンではありません。大人になっても成長ホルモンの分泌が足りていないと、心身にさまざまな症状が出てくるため、成長ホルモン補充療法を行うことが重要なのです。

成長ホルモンは一生にわたり、幅広い役割を果たします

    骨に対する作用
  • 骨を成長・発達させる
  • 骨の量を保つ
    筋肉に対する作用
  • 筋肉の量を保つ
    脂肪組織に対する作用
  • 脂肪の代謝を促し、
    脂肪が過度にたまらないようにする
    糖代謝に対する作用
  • 糖代謝を正常に保つ
    生殖器に対する作用
  • 生殖機能を正常に保つ
    脳に対する作用
  • 意欲を高める

成人成長ホルモン分泌不全症の症状はさまざま

成長ホルモン補充療法を行うことにより心身のさまざまな症状の改善が期待できます

成長ホルモン補充療法により期待される効果

治成長ホルモンによる治療を開始するためには?成長ホルモン分泌刺激試験による再検査が必要です

治療が必要な成長ホルモン分泌不全症かどうか調べるには、成長ホルモン分泌刺激試験の再検査を受けて調べます。また、血清中のIGF-I※の値も調べます。

※IGF-Iはインスリン様成長因子というホルモンで体内における成長ホルモンの生物学的作用の指標となります。主に肝臓から由来します。

成長ホルモン分泌刺激試験の再検査が必要なのはなぜ?

成人成長ホルモン分泌不全症の診断基準値が、小児のものより低値に設定されているためです。これは、成人期に体が必要とする成長ホルモンの量が、小児期に必要とする成長ホルモンの量より少なくなることからきています。
また、下垂体への放射線治療などの場合は、成長ホルモン分泌不全症が遅れて起こってくることもあるため、再検査が必要となります。