SGA性低身長症は治療できるの?


低身長には、さまざまな原因が考えられます。成長ホルモンの分泌が不足していたり、骨や腎臓などの病気によっておこる場合もあれば、家族の背が低い場合もあります。また、小さく生まれてその後も伸びが遅いなどのケースもあります。

ここにあげた低身長の原因以外で、SGA性低身長症として治療対象になる可能性もありますので、専門医の診断のもと、治療が必要かどうか見きわめることが大切です。
 

SGA性低身長症の治療法は?


成長ホルモンは脳の下垂体という場所から分泌されていて、子どものすこやかな成長のためになくてはならないホルモンです。SGA性低身長症の治療には、この成長ホルモンを補って、背の伸びを促進させる「成長ホルモン療法」が認められています。

治療に使われるのはヒト成長ホルモン製剤で、これを毎日補うことで成長を改善させることが期待できます。成長ホルモンはたんぱく質のために、口から飲むと消化されてしまい、効果を発揮できません。このため、薬は注射という形になります。
 

治療中の生活や注射については?


成長ホルモン注射を1日1回補うことについては、病院へ行かなくてもすむように、自宅で注射することが認められています。

現在、使いやすくて安全なペン型の注射器が普及しています。従来のものよりも針先を細くして痛みを少なくしたり、また、注射器に補助具をつけることで針先が見えなくなるなどの工夫がされています。このような注射器を使えば安定した注射ができ、自宅で治療を続けることができます。

お子さんが幼児の間は、親御さんが注射をしていますが、小学生になると、自分で注射している子もいます。
 

SGA性低身長症の治療を受けるには?


病院では、お子さんがSGA性低身長かどうかを検査します。まず生まれたときの様子や、在胎週数と体重・身長、その後の成長の様子などを聞かれますので、受診するときは母子手帳や成長曲線の記録などを持参するようにしましょう。また、身長と体重の測定、血液検査やレントゲン検査をして、現在の成長の状況なども調べます。

成長ホルモンの効果は個人差がありますが、効果を出すにはなるべく早い時期から治療を開始するほうが望ましいと言われています。さらにくわしい情報を知りたい方は、かかりつけの小児科医や小児内分泌科のある医療機関に相談しましょう。
 

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